ワンランク上のスタイル空間。玄関周りにおすすめのエクステリア
玄関まわりのエクステリア工事で業者に確認したいポイントとは

玄関まわりは「家の顔」とも言うべき重要な部分です。帰宅する時は玄関から家に入りますし、来客は玄関で応対します。そのため、玄関まわりは美観と機能性が両立していることが必要です。
ところで、玄関まわりの機能とデザインを決めるのが、まさにエクステリアのアイテムです。そのため、エクステリア工事は一層重要性を増します。
しかし、実際の工事となると、どの様な点を業者に確認すべきか戸惑う人も多いかと思われます。
そこで、ここでは玄関まわりのエクステリアを取り上げて、工事の際に確認したいポイントについて解説します。

田上 信
ガーデンエクステリアの設置の確認ポイント
まずは玄関まわりに設置するガーデンエクステリア製品の工事について、主要なエクステリア製品の業者と確認したいポイントを取り上げます。
門扉
門扉はサイズや開き勝手で使い方や納まりが変わって来ます。
特に、外開きの場合には隣地境界との干渉が問題になりますし、スロープや階段を設置する場合には、門扉の下部とぶつかるケースも出て来ます。
納まりの際には使い勝手も含めて、工事の前段階に業者にしっかり確認しておきましょう。
フェンス
フェンスはデザインと柱の位置の確認が必要です。
まず、デザインですが、格子のタイプだと敷地の中がフェンス越しに見えてしまいます。シースルーで良いのか、目隠しとすべきなのかを確認すべきです。
また、柱の位置にも注意を払いましょう。と言うのは、柱の位置が悪いと、フェンス全体の強度が落ちてしまうからです。フェンスの柱はメーカー指定の位置関係があるので、施工の際には柱位置を確認しましょう。
機能門柱
機能門柱は「高さ」が大きなポイントとなります。と言うのも、高さを誤ってしまうと、使い勝手が悪くなってしまうからです。
特に、インターホンを設置したタイプの場合、高さが適切で無いと、通話しにくくなる場合もあります。また、ポストなども使いにくくなります。
これらの寸法はエクステリアメーカーでも位置を決めている物もあります。工事の際に確認しましょう。
花壇などのガーデニングパーツ
花壇などのガーデニングパーツの配置にも気を付けるべきです。
と言うのは、玄関アプローチなどに花壇などを設置する場合、注意しないと邪魔になってしまい、通行が不便になるケースがあるからです。
小さいアイテムであるからこそ、配置を間違えない様にすることが大切です。位置についてもしっかり確認しましょう。
玄関まわりのエクステリア
次に、玄関まわりのエクステリアパーツについて考えたいと思います。
玄関照明
玄関照明は、玄関ドアまわりを照らす上で大切です。ただ、照明器には様々な仕様があるので、設置前に、その様なタイプにするかを確認しましょう。
例えば、室内からコントロールする物だけでなく、センサーを設置した物もあります。また、玄関照明もデザインが多彩で、他のエクステリアとマッチさせることが大切です。デザインが周囲に合うかどうかの確認も必要です。
インターホン
インターホンは一見すると、エクステリア全体の中でも目立たない様にも思えますが、実は防犯にも関係して来ます。ですから工事の際には、しっかりと仕様を確認する必要があります。
ただし、エクステリアのカタログには、インターホンについて、あまり詳しく記載されていない場合もあります。エクステリア製品のカタログに併せて、別途インターホンのカタログを参照して機能を確認しましょう。
表札
表札エクステリア工事において、意外に重要です。デザイン性と同時に「見やすさ」も大切になるからです。
仮に見えにくい場合、荷物の配達員が迷うことにもなります。
工事の際には、業者としっかり打合せましょう。
アプローチ部分の工事
玄関アプローチ部分のエクステリアも、よく確認をしないで見切り発車すると失敗してしまいます。工事の際には良く確認することが大切です。
砂利を敷く場合
砂利は意外に種類が多く、敷き方を工夫すればアプローチ部分のデザイン性がアップします。例えばテラコッタの様な素材を置いたり、敷石と組み合わせれば、おしゃれな雰囲気を作ることが出来ます。
しかし、砂利敷は段差が出来やすくなったり、転倒しやすくなる場合もあります。特に杖などが取られるケースなどもあるので、工事の際には十分に確認する必要があります。
タイルの施工
タイルをアプローチに敷く場合も確認が必要となります。タイルは住宅の外壁材とコーディネートを取りやすい場合もあるのですが、確認するべき点は、他にもあるのです。
タイル施工の場合に気を着けなければならないのが、やはり安全面です。と言うのも、タイルは雨天時などは滑りやすくなり、転倒のリスクが上がってしまうのです。
玄関部分の屋根の工事
玄関にひさしは欲しいです。ただ、もっと考えを発展させるならば、テラス屋根やオーニングなども便利なアイテムと言えます。
ひさし
ひさしはエクステリアの中でも地味に見えるかも知れません。しかし、雨除けとして、有用なエクステリア製品です。
ひさしの施工は簡単に見えて、積雪荷重に耐えなければならないので、製品と施工に詳しい会社である必要があります。評判などを調べて確認しましょう。
テラス屋根
テラス屋根も玄関に工事すれば、雨除けとして便利なエクステリアになります。また、エクステリアのカタログを見ても分かる通り、テラス屋根はバリエーションが多いです。それだけに工事の技量も試されます。
また、積雪荷重や耐風圧の問題も出て来ます。工事だけでなく、製品について詳しいかの確認が必要です。
オーニング
オーニングも玄関にあると嬉しいエクステリアアイテムです。屋根になるだけでなく、収納も可能な点が魅力的です。また、オーニングは玄関のデザインをシャープにするタイプもあり、エクステリアのデザイン面から見てもおすすめです。
ただし、オーニングについても施工の知識と製品の知識が必要です。特に電動開閉の製品もあるので、電気工事が可能かどうかに確認も必要です。
プランニングの時に相談したい内容
ところで、エクステリア工事の際には、プランニングの相談が必要です。それでは、工事業者とどの様な点を相談するべきでしょうか。
プランニングの際に相談したい無い様の代表的な物を紹介します。
費用の問題
まずは、費用の問題があります。費用は安いならば嬉しいのですが、エクステリアの工事には相場があるので、費用が価格があまりにも安いところは逆に怪しい会社とも考えられます。
見積もり書がしっかりと記入されていて、相場から離れ過ぎない程度の会社がよいでしょう。
工事期間について
エクステリア工事が大規模になってしまうと、工事期間が長くなり、近隣に迷惑を掛けてしまいます。ですから、最初に工事期間をしっかりと工事業者に確認して、近隣に挨拶する際には、工事期間も併せて説明することが大切です。
ですから、相談の際には工事期間をしっかりと確認しましょう。
おすすめのコーディネートについて
玄関まわりのエクステリアの工事とはいえ、庭全体のエクステリアとのコーディネートは必要です。例えば、テラスに設置するウッドデッキや、駐車スペースに設置するカーポートなどと合うかどうかの確認が必要です。
そして、工事の相談をする時には、他のエクステリアアイテムと合うかどうかの相談も併せて行いましょう。
特殊納まりについて
エクステリアの施工には、しばしば特殊納まりが必要となります。例えば、テラス屋根が他のエクステリア製品と干渉する場合には、テラス屋根を加工する必要が出て来ます。そして、あまりにも特殊過ぎる場合には、雨仕舞いなどに問題が発生するリスクが生じます。
工事の際には、特殊納まりになるかの確認が必要です。その納まりが特殊な物であるかの確認も相談の際に聞きましょう。
まとめ
玄関まわりのエクステリアについての製品単位の確認事項と、工事店に相談したいことを取り上げました。「意外な点が実は大切だった」と気づいた点もあったことと思います。
製品についての知識と、施工について把握しておくことは、ユーザーにおいても必要です。相談する際にはしっかりと確認しましょう。
工事に必要な知識はユーザーにおいても欲しいです。相談する時の確認が重要なので、事前に確認事項を整理しておきましょう。