印象を決める!玄関のエクステリア
玄関におすすめ!機能門柱のあるエクステリア
玄関部分はお客様を迎えるために非常に大切で、どの様に造るかをしっかりと検討すべき部分です。
さて、昔と今では玄関先のエクステリアがずいぶんと違います。機能が充実しデザインも洗練され、新しいアイテムも増えました。特に、機能門柱は新しいアイテムの1つで、今の家の玄関に欠かせない物とも言えるでしょう。
しかし、機能門柱と周囲に設置するアイテムを知っていないと、良い玄関まわりが造れないかも知れません。
そこで、ここでは玄関のエクステリアの役割からはじめて、機能門柱に設置しているアイテムなど、そして一緒に施工するのが面白い物を紹介したいと思います。

田上 信
玄関のエクステリアの役割とは
まずは、玄関のエクステリアの役割について挙げたいと思います。
人を迎えるために
まず挙げられるのが、人を迎えるためのエクステリアと言うことが出来ます。
外構部分がブロック塀とフェンスで囲まれるだけだと、お客様を迎える上であまり良い印象とはなりにくいです。
しかし、玄関アプローチがおしゃれに飾られていると、お客様の印象も変わり、こちらの方も気持ち良く迎えることが出来ます。
郵便物や宅配物などを受け取るために
玄関先のエクステリアは郵便物や宅配物の受け取りに必要です。
今のポストには錠付きの物もあり、安全性の向上している物もありますし、宅配ボックスも機能性に優れています。昔の家の玄関先よりも利便性が高いのです。
夜間の安全を守るために
玄関先が暗いと転倒などの可能性も出て来るため、危険です。特にお年寄りのいる世帯では気をつけなければいけません。また、暗くて見通しが悪いと、窃盗犯などに狙われる可能性も高くなります。
さて、玄関先のエクステリアの門灯は安全性を保つためにも非常に大切です。門灯は足元を照らします。また、玄関まわりを明るくすることによって、侵入犯から家を守るからです。
機能門柱に設置しているアイテム
ここで、機能門柱に設置しているアイテムを紹介します。
門灯
先にも挙げた様に、門灯は安全確保の上で重要です。また、今の門灯はデザイン的にも優れています。
玄関照明は昔から確かにありましたが、あまりスタイリッシュでは無く、単なる照明としての目的でした。しかし、今では玄関先をおしゃれに飾る上で大切なアイテムとなっています。
ポスト
ポストは昔からあるエクステリア部材なのですが、最近のポストは昔の物と比較して、やはり進化が見られます。特にデザインと防犯性のアップの点で顕著と言えます。
まず昔のポストですが、郵便ポストに倣ってか住宅用のポストも赤く塗られていました。確かにそのポストは目立つかも知れませんが、お世辞にもおしゃれな物とは言いにくい物でした。しかし、今のポストはデザイン的にも優れオープン外構にもマッチするデザインです。
また、ポストは防犯の面でも重要です。と言うのもポストに投函された物から個人情報が洩れるリスクがあるからです。そして、そのリスクは昔のポストではあまり考慮されていませんでした。しかし、今のポストは錠が付いているタイプもあり、非常に良くなっています。
宅配ボックス
宅配ボックスは近年にエクステリアアイテムとして登場した物ですが、その利便性のため非常に高い人気です。そのため、新築住宅のエクステリアへの施工例を多く見られます。
また、宅配ボックスの施工は住宅のリフォームでも見られます。と言うのは、昨今では中古住宅をリフォームして取得するケースが増えたことと、そのリフォーム工事の際に宅配ボックスを施工するケースが増えたためです。
インターホン
インターホンも昔からあるエクステリアのアイテムですが、今のインターホンは非常に機能的です。
カメラが搭載され、しかも録画が可能で、その映像を他の端末に送る。その様な機能は昔では考えられませんでした。しかし、今のテクノロジーはそれを実現し、エクステリアをより良い物に変えています。
表札
古い日本家屋の場合、表札は玄関に設置されてて、まさに「家紋」の様にも見えた物です。しかし、住宅がスタイリッシュになるにつれて表札のデザイン性も向上されました。
そしてオープン外構の普及に伴って機能門柱が広まり、表札も立派なエクステリアアイテムとして認知される様になりました。
今では表札は機能門柱とコーディネートされ、デザイン性もアップしています。
アルミ以外の機能門柱も面白い
ところで、エクステリアのカタログを見ると、多くの機能門柱がアルミ製であるのに気が付きます。ポールの部分がアルミ形材を使い、表札などはアルミの鋳物、と言った感じです。
しかし、機能門柱には他の素材を使ったものもあります。ここではアルミの機能門柱以外の物を紹介します。
ウッド製機能門柱
まず挙げられるのが、ウッドを基調とした機能門柱です。
この機能門柱の特徴はガーデン部分に設置するウッド製エクステリアとデザインが合う点と言えます。
例えば、ガーデン部分にウッドデッキやパーゴラなどを設置する場合、ウッド製の機能門柱を設置すれば、エクステリアのトータル化を狙うことが可能です。
枕木をベースにした機能門柱
枕木が意外に流通しているのをご存じでしょうか。実は安く、しかも入手もそれほど難しくはありません。そして、この素材は機能門柱として意外な程に使えるのです。
機能門柱設置のアイテムは基本的にはポストなど、前述の通りです。そのため、意外にDIYでも施工が可能です。確かに電気工事が必要な機能門柱の構成アイテムはありますが、配線工事の無いバッテリー式の物さえ使えばDIYでの施工は可能なのです。
そして、枕木はガーデンエクステリアにパーゴラを使った場合に良く合います。まさに、格好の機能門柱の構成素材と言えるのです。
タイルをベースにした機能門柱
機能門柱には意外な素材が使われて、しかもその意外性が評価されることが多いです。タイルを機能門柱に使うことも、その内の1つでは無いかと思います。
タイルと聞くと玄関アプローチなどへの施工を思い出す人も多いでしょうが、実はエクステリア建材への転用もされています。
一緒に施工するのがおすすめのエクステリア商品
さて、機能門柱はそれだけでは映えません。他のエクステリア素材と組み合わせてスタイリッシュとなるのです。
それでは、どの様なアイテムが映えるのでしょうか。
植栽(シンボルツリー)で門柱のデザインは映える
シンボルツリーは小さい植樹ながら、非常に大きな発言力を持つエクステリア素材です。例えばエクステリアメーカーのカタログは、自社の製品の紹介が中心です。そのため、自社で発売する製品に、どの様なアイテムが合うかはあまり教えてくれません。
しかし、様々な外構工事の事例を見ると、脇役ではありますがシンボルツリーの設置を見つけることが出来ます。そして、シンボルツリーは機能門柱を強調します。実に良いバイプレイヤーなのです。
門扉を敢えて設置するのもおすすめ
オープン外構に機能門柱を設置する場合、機能門柱に基本的なアイテムが設置されているので、それで満足してしまっている人も多いかも知れません。しかしケースにもよりますが、それでは勿体ない場合もあります。
例えば、機能門柱に敢えて門扉を設置するのも、非常にスタイリッシュにエクステリアがまとまります。
門扉にはモダンなアルミ形材門扉やレトロな感じの鋳物門扉があります。いずれもエクステリアをより良く見せるためのアイテムであるため、多くの例から選べます。
ガーデンエクステリア部分にバーゴラを設置して合わせる
パーゴラは様々なエクステリア製品に合う「万能なアイテム」とも言えます。モダンでシンプルなエクステリアでも合いますし、ウッドを基調とした柔らかいエクステリアにも合います。
当然ながら機能門柱とのコーディネートも可能です。素材、雰囲気、様々なタイプがあるので、楽しみながらエクステリアを造ることが出来ます。
まとめ
機能門柱にについて述べましたが、様々な可能性があることが分かったことと思います。そして、機能門柱を使ったエクステリア造りの楽しみもイメージ出来たことでしょう。
門まわりは家の印象を決める重要な部分です。より楽しく、よりスタイリッシュなエクステリアをお造りください。